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伝統を支える

文化財建造物の耐震改修

本堂の桟瓦葺屋根を解体し、現状変更許可を得たうえでこけら(形金属板)葺で復旧する。部分修理として、軒廻り・小屋組・床組の要所を解体して可能な範囲で軸部を立て起こし、破損部を補修する。また、土壁破損部の補修、建具の補修、畳の表替、軒下叩きの補修を行う。
構造補強工事は、補強方針を決定するために現状の耐震診断を行った。結果は積雪なしで東西方向0.251・南北方向0.271という低いものであった。
そこで今回の修理工事では、数値的に安全が証明できる現代的な構造補強を行うことにしたい。
今回提案する工法は、寺行事や参拝者から可能な限り目につきにくい形で鉄骨フレーム等を用い後堂・両側廊下を補強し、小屋内は各柱頭を繋ぐ水平ブレスを設ける。そして両翼の桔木枕・丸桁と入側通りの大梁を水平ブレスで固める。正面両隅に耐震壁を配し、床下は正側面三方の廊下に耐震筋違を設ける。
文化財建造物の耐震改修
  • 概要を作成する

    寺社仏閣の沿革や構造形成を調べ、概要書を作成します。

    概要・沿革・建立及び修理の経過・構造形式・主要寸法など

    概要を作成する
  • 破損状況の調査

    破損原因と現在の危険度を知るため、床面の沈下と柱の傾斜を実測し、整理・集計します。そして、集計結果から破損原因を検討し、修理が必要な箇所を判断します。

    破損調査・沈下調査・傾斜調査

    破損状況の調査
  • 修理計画の提案

    調査終了後、理想的な修理を施す提案を行います。

    修理箇所・予算・工期

    修理計画の提案

耐震調査

現在の建物の耐力を計算します。
現在の建物の耐力を計算します。

地震や積雪などによる倒壊の危機を分析し数値化します。

耐震設計

在の本堂が持つ強靭性を進化させる。

既設本堂が持つ耐震力を限界耐力設計手法によって数値化することで、その耐震性能を正確に評価することから設計が始まります。 その後の耐震改修によって耐震性能がどのように進化するかを予め計算し、改修工事の効果を目で見える形で表現し、説明します。
在の本堂が持つ強靭性を進化させる。

耐震補強

隠れた部分に工夫と労力をつぎ込みます。
隠れた部分に工夫と労力をつぎ込みます。

耐震補強の技術は日々進化しています。 飛騨の匠が受け継いできたその技術に現代の耐震設計の技術をとりいれ、地震に強い建物をつくります。 耐震調査〜設計・施工まで一環で請け負うことで最適なご提案をさせていただきます。